ダイエットと脳の関係

投稿者: | 2020年1月31日

暴飲、暴食が続いたり、寒さで代謝が落ちてフラットになってしまったというときにダイエット、食事制限をされる方もおられると思います。

カロリー制限は寿命を延ばすというのを、1920年代ノーベル賞受賞者のラウス教授がマウス実験により発表されています。マウスに食事を40%ほどカットしてカロリー制限を行うと寿命が延びた、癌になるリスクが減ったという報告があったということです。過剰なカロリー摂取はよくないといわれています。

実験ではマウスですが、人間は身体に対して脳が大きい特徴があり、成人男性で1300~1400g、女性は男性より-100gといわれ、体の2%前後の重さであり、消費エネルギーは体前体の約20~24%を消費します。体の2%の部分が20~24%エネルギーを使うのです。なぜ使うのか?必要だからです。脳に十分なエネルギーを与えないと、脳機能の低下、脳自体の老化にもつながり、極端にエネルギーを止めるということは脳にはプラスではないことです。取り過ぎは良くないですが、そんなにもエネルギーを使う脳であるなら、それを使えばエネルギーは消費してくれることになる。うまく利用すれば…。摂取を過剰に止めて過剰なカロリー制限をするのではなく、まず脳を使い、それから調整していくことが大事なのではないでしょうか。

脳を使う作業として、本を読む、思い出す、脳トレーニング…などいいのでは?ただ食事制限するのではなく、脳を使わせる働きが重要で効率良くできるのではないでしょうか。