笑うと免疫が上がるとはどこに効いているのでしょうか？

血液の中に細胞があり、細胞は赤血球、白血球、血小板とあるところの白血球が免疫に関わっています。白血球の中にも色々細胞がある中で、笑うと上がるというエビデンスも出ているのがＮＫ細胞（ナチュラルキラー細胞）です。私たちが生まれつき持っている先天性の免疫細胞で体中を循環しています。体内を循環してウイルス、細菌、ガン細胞を破壊する働きがあり、笑いで活性化するといわれています。
ウィルスの数が一杯入ってきてしまい防ぎきれないというときにＢ細胞が活性化します。Ｂ細胞は抗体を作り出す後天性免疫細胞です。ウィルスが初めてのときはまだ抗体は持っていないということです。抗体は糖タンパク分子でウィルス、細菌等を殺すものではありません。ウィルス、細菌、微生物等に結合し印を付け、他の免疫細胞に知らせます。抗体は経験から作られます。一つのものに対して一つの抗体がつくられ、他のものには効きません。その都度作られます。その都度作るというのを利用したのがワクチンです。外で無毒化したものを作り、身体に入れると抗体ができ、Ｂ細胞は記憶することができるので、身体に入ってきたときにそれに合う抗体を作ることができ免疫が回りだします。ワクチンを打ったけどなってしまったというのは、型が違った、またはウィルスの進化が考えられます。
ＮＫ細胞・Ｂ細胞を活性化させること、免疫全体を上げることが重要です。