長時間のマスクで起こるトラブル

投稿者: | 2020年6月25日

今はマスクを付ける機会が増えていて、肌トラブルや口呼吸ということがいわれています。
今回は口呼吸についてです。口呼吸をすると口が乾き唾液の分泌が減ります。唾液は1日に1~1.5ℓほど出るといわれ、唾液の作用は①洗浄②殺菌③PHの調整④歯の石灰化⑤味覚⑥消化⑦嚥下があります。唾液が出ないと洗浄と殺菌機能が低下し、口臭、感染症、歯周病のリスクが上がってくるのではないでしょうか。PHの調整、歯の石灰化というところでは、酸性になって歯が解けて治していくというところなので虫歯のリスクが上がる状態なのかもしれません。味覚の機能が低下する味覚障害になってくると過食になり体重の増加、生活習慣病のリスクが上がってくるということにもなります。消化作用というところがあるので、胃腸に負担が掛かり胃腸の疾患リスクが上がり、誤嚥のリスクも上がってきます。高齢者は誤嚥から肺炎になってくるというように、7つの機能がそれぞれ落ちてくるということは身体全体にリスクが上がってくるということになります。今すぐというわけでなく長期で蓄積し身体に影響することが考えられます。

では、どうすればいいか?反射を利用してみてはどうでしょう…。反射的に唾液が出る作用、梅干しやレモンの想像、写真を見るといったようなことです。スマホの画面に入れていつでも見れる状態にしとくのも一つです。

今のマスクの意味は飛沫させない、受け取らないための防御になっていますので、着け過ぎによる環境があるのであれば、必要以外は極力外すということも考慮してもいいのではないかと思います。