座りっぱなしは危険?!密かに忍びよる”痔”の恐怖とは?

投稿者: | 2020年7月17日

最近の生活の中で、パソコンの前でいることが多くなったり活動が制限されることが多く、座っているということが多くなっている方もおられると思います。こういう生活の中では痔になる可能性も考えられます。痔というのは肛門周囲の病気の総称で、いぼ痔、切痔、痔ろうの3種類に分けられます。男女問わず50%前後がいぼ痔が多いといわれています。
初期の胎児の肛門には穴が開いてなく、成長とともにお腹の中で皮膚の窪みがお尻からできてきて、大腸から伸びて直腸の官が伸びて降りてきてくっ付いて合わさり一本の管になったという発生の機序があります。外側からきているのは皮膚、中からは粘膜というのがくっ付いた部分を歯状線といわれたりし、歯状線より上を粘膜部分、下を皮膚部分で覆われた部分になっています。肛門内側と出口付近には静脈叢(毛細血管のあとの静脈が絡み合って集まった感じ)があり、静脈というのは戻っていく、でも身体の下の方にあるので血液が溜まりやすい場所になってきます。血液が溜まって育ってくるといぼ痔になりやすい特徴があります。歯状線の外側は皮膚ですので知覚の神経があり、粘膜側は知覚の神経が無いので痛みを感じません。歯状線より上側、粘膜側にできるのは内痔といい痛みを感じない、でも柔らかいので破けて出血をしやすい特徴があり、下側、皮膚側は痛みを感じやすく、内痔に比べ出血しにくいといった特徴があります。

できやすい場所なんですけど、どうしていったらいいかな?というと、うっ血、静脈が溜まっているということは、循環を良くする、改善していくということを考えればいいわけですよね。

①温める。冷やさない(入浴など)
②低筋群の引き締め・緩めを繰り返すエクササイズ。ブログ見ながらご一緒にキュッ!ハ~ キュッ!ハ~…
③物理的に血液は液体で下に溜まるのでひっくり返す逆立ち。逆立ちが苦手な方は寝て足を持ち上げてお尻を上にもってくる。さらに締めたり緩めたりもいいと思います。

よもぎ蒸しで温めるのもひとつです。