マスクとうつ

投稿者: | 2020年8月8日

以前、低酸素になってくると集中力の低下、学力の低下、認知症のリスクというのを書きましたが、マスク鬱というのもいわれてきています。原因は慢性的な低酸素状態がつづいているという要因が大きくあると思いますが、もう一つの要因、表情筋の動きの低下についてです。
顔は心の鏡といわれることがありますが、脳と表情筋は密接に関係しています。マスクをすることによって物理的に動かしにくい、マスクで顔が隠れることでコミュニケーション時表情筋を使わなくて済む状態になり、感情表現の低下が起き、長時間使わないと脳活性の低下になり鬱につながります。

対策としては

①必要以上にマスクをしない
②脳から表情筋へというのもありますが、表情筋から脳へ認識機能もありますので、マスクの下でも表情をつくる意識をするということです。摩擦による肌トラブルには気を付けましょう。
③マスクをこまめに取れる環境をつくり、取ったときに表情筋アクティブエクササイズ、大きく口を開け閉めする・ポジティブに笑顔をつくったり、顔全体を広げるつぼめる変顔・顔ヨガ等するといいと思います。表情筋がポジティブに活性すると脳(中脳、間脳)の快楽物質が出ることがわかっています。ドーパミン系・報酬系の神経活動が活発になり快の感情が引き起こされます。笑うこと・作り笑いで免疫細胞も活性化。