椎間板ヘルニアの予防法

投稿者: | 2020年12月18日

腰の姿勢や動作に対する負担を載せましたが椎間板とは?

ご存知の方もおられるかと思いますが、椎体の骨と骨の間にありクッションのような役割をしている組織です。椎間板を3つに分けてみますと外側、内側、上下の蓋になるのですが、外側はバームクーヘン状の線維軟骨・コラーゲン線維で線維輪といいます。内側は髄核といい透明なゲル状で80%は水分といわれています。バームクーヘンの中に水分が溜まっているようなイメージで、上下に終板という隣接する椎体を強固に連結する硝子軟骨組織で蓋がしてあるんですね。この仕組みでクッションの中のところが、水のところでクッションを保っているというような仕組みの組織になります。椎間板の特徴として靭帯で最大の無血管組織(血管が無い)といわれています。それでは血管が無いのに酸素や栄養はどうやって取り入れてるの?となりますよね。椎間板の酸素や栄養の供給は前後の骨、脊椎の中の動脈から軟骨終板→椎間板に取り入れるような仕組みになっています。血管が直できてないので循環が悪いところとで栄養が行きづらい場所になります。栄養が行きづらいのに普段の生活では立っていても座っていても負担が大きい場所になってくるので、加齢の退行性変化、老化しやすい場所でもあります。機能・働きが低下してしまうと、クッション能力がなくなり、他の骨・軟部組織への影響(腰痛の原因)にもなってきます。循環が悪くなり栄養も行かないとパサパサになり髄核が外に出てきやすい状態になり椎間板ヘルニアにもなりやすくなります。

理解しにくい内容だったかもしれませんが、ここからは対策として、

①姿勢により負担が過剰に掛かってしまう姿勢・動作を減らす。

②循環を良くする(温める・過剰でない適度な動き)

負担を掛けずに動かすには、①上向きに寝て背骨を揺らす②適度な縦の振動(かかと跳ね)などどうでしょう。