転倒危険度を引き下げるメカノレセプター活性法

投稿者: | 2021年5月14日

フレイルという話で平衡感覚3つの脳へのインプット、そのチェック法など紹介しましたが、目、三半規管、メカノレセプターというところをもう少し。

メカノレセプターは全身に分布していて、筋肉や腱、関節包、関節内靭帯、関節円盤など全身にあるといわれ、そのなかでも足の裏に多いといわれています。特に親指の裏、指の付け根、踵のまわりという2足で立ち踏み込み3点で支え、地面での身体の傾き、それをアウトプットで調整する筋肉出力で動いているところ、体重がどこにどうかかっているのかを検知するところになってきます。
このメカノレセプターには特徴があり、使わなければすぐに機能低下をするということ。ケガで固定を長くしていたとき機能が低下し、ケガが治ったときパフォーマンスや動き、バランスが悪いというふうにスポーツをされている方には機能障害が大きいところで、海外や日本でも今は固定を極力しないというところで、痛みとメカノレセプター低下をさせないというところの兼ね合いで進んできているらしいです。
日常生活の中では使わないことによって機能低下ということがありますが、意識して使うことで活性化されやすいので意識して使うということがポイントです。地面がフラット、堅い靴というのもありますが、靴底の指の付け根の部分が曲がりやすい靴を選びながら、そしてコンクリート、アスファルトよりも土や砂、山などバランスの悪いところをあえて歩くとか、バランスボールや柔らかいシートなどをうまく利用したり、タオル引いてを足の指で手繰り寄せたり足指でジャンケンしたりゴルフボールや青竹踏みでの刺激、5本指の靴下で動きやすくするといったことがいいのではないでしょうか。メカノレセプターの多いところを意識して刺激したり動かしたりしてみてはいかがでしょう。使わなければ低下し、使えば活性化することがわかっていますので使わない手はなく、地道な積み重ねでつまづきから平衡バランス、歪みも認知力でしっかり姿勢維持というところにも繋がってくると。