ジメジメした天気が続いた後は暑い日が戻ってきそうなので、体調管理はまだまだ気を抜けません。そんな時期に気を付けたいのが熱中症なのですが、コロナ禍で自宅にいるから熱中症になる心配はないと気を抜いていると体調を壊すこともあります。
深部体温(身体の中心部の体温)というのをご存知ですか?脳・脳幹の温度が上がり過ぎて倦怠感・不調・熱中症になってきたりします。太い血管(首・脇の下・鼠径部など)を冷やすと良いらしいです。研究もされてきていて現在では手の平を冷やすといいらしいです。手の平には体温を調整するAVA血管(動静脈吻合)があります。毛細血管に枝分かれする前の動脈と静脈を直接繋ぐやや太い血管です。深部体温が高いときAVA血管が拡張し血流が上がり熱の放出量が増えます。手の平で温度が下がった血流が戻り深部体温が下がます。ただ冷やし過ぎると脳が体温を保とうとして血管が収縮し血流が低下して逆に熱を放出できなくなります。効果的にAVA血管を働かせる温度というのは10~15°が最適らしいです。
熱中症予防に、少し冷ための水に5~10分つける、ペットボトル・保冷材にタオルを巻いて手に持つ、最新の冷却グッズなど利用すればいいのではないかと思います。