前々回右脚ブロックというブログを書きましたが、心電図などで見つかっても心疾患などの心配はない場合がほとんどですよということでした。右があって左はないのか?というとあるんですね。
固有心筋が電気を発生させ心臓の筋肉を動かす内部を総称し刺激電動系といいます。心臓の筋肉の厚さは、右心房・右心室よりも左心房・左心室の方が3倍ほど厚いです。肺に送る側よりも全身に送る側は強くしなければいけないからです。電気を伝えるところは右側は細くなっていて筋肉が厚い方は広く大きくなっています。心電図には細い方なので比較的現れやすいということ、太い方なのに現れてしまうという左脚ブロックは心疾患が隠れている事が多いというのが事実です。心筋症や高血圧性の心疾患があって心電図に現れるのと、もともとそういう疾患があってそれが波形に出てしまうこともあるといわれています。症状は無かったりするんですけれどもいつかウッとくるというのを考えると怖いですね。健康診断等で〇〇ブロックといわれたら精密検査を受けることが必要です。循環器科か循環器内科を受診することをお勧めします。