マスク生活による片頭痛の解消法

投稿者: | 2022年6月26日

マスクによって呼吸のショートサーキットが起きるということです。ショートサーキットとはなんぞや?ですよね。建築の換気の用語らしく、給気口と排気口の位置が近すぎて狭い範囲で空気が循環してしまう現象です。体に当てはめてみると、マスクで蓋をしている状態で呼吸をするので、吐いた空気を吸う、吐いた空気吸う…を繰り返し、マスク内によるショートサーキットが起こっているということになります。問題なのは空気の質です。呼吸をしていると出したのを吸い込む、出したのを吸い込む…と二酸化炭素過多状態となります。二酸化炭素は頭蓋内血管を最も強く拡張させる化学的因子といわれています。片頭痛のメカニズムは血管の急な拡張により痛みが発生するといわれているというのが有力とされているのを考えると、まだはっきりと解明されては無いらしいのですが、片頭痛のメカニズムの血管の急な拡張と二酸化炭素の頭蓋内血管を最も強く拡張させるというのが繋がってそうな気がします。

起きてしまってからの対処法ですが、光のまぶしさや音によって痛みが増すことがあり、動くと痛みが増すともいわれていますので、暗い静かな場所で横になる安静や血管が拡がっているので痛い箇所を圧迫したり冷やして周辺の血管を収縮させるということが対処法としていわれています。個人差がありますが、片頭痛が起きるなぁと思って先にお茶やコーヒーなどカフェインの飲み物を飲むと血管を収縮させる働きにより痛みが和らぐことがあります。解剖学的な特徴でありますので、一人一人効果は変わってくると思います。

マスクによるショートサーキットは片頭痛のリスクを上げてしまうかもしれませんが、飛沫感染予防、エチケットやトラブル防止など考慮してうまく調整することが重要ですね。