フレイルというのをご存知ですか？
定義があり、加齢とともに心身の活力運動機能や認知機能とか低下をし、複数の慢性疾患の併存等の影響もあり生活機能が障害され心身の脆弱性が出現した状態であるが、一方で適切な介入支援により生活機能の維持向上が可能な状態像ということになっています。年齢を重ねていくことによって心身機能が低下していき要介護ということに繋がっていきます。
健康と要介護の中間の状態をフレイルといっています。一般的にフレイルの状態をえて健康な状態から要介護に進むという、加齢とともにしていくというふうにいわれています。
フレイルの主な５つのチェック項目
〇体重の減少 半年で２～３㎏減
〇握力が弱い 男性２６㎏、女性１６㎏未満
〇疲労感がある わけもなく疲れた感じがする
〇歩くのが遅い 歩行速度１．０ｍ/秒未満
〇運動習慣が無い０個…健康な状態 １～２個…プレ・フレイル ３個以上…フレイル
現在の人口分布を考えると高齢者の方も多いと思います。こういう状態があって進んでいくのですが、定義では適切な介入支援により生活機能の維持向上が可能な状態となっていますので、早くフレイルに気づいて正しく治療やトレーニングなどアプローチしていくことがとても重要になってきます。５つのチェックすべてを改善できるわけではありませんが、改善することを考えるということが大事ですね。歳と共に体力が低下していきます。その低下に早く気が付いて対応することができれば、健康の維持や向上までも目指すことができるんです。フレイルを把握し、施術やアドバイスができるよう精進していきます
