ワクチン注射副反応、血管迷走神経反射について

投稿者: | 2021年9月17日

まだまだ不安のお声が上がる新型コロナのワクチン注射ですが、血管迷走神経反射とはなにか。何らかの誘因により迷走神経が亢進し、血管拡張、心拍低下を引き起こす現象です。
・顔面蒼白
・冷汗
・血圧低下
・悪心
・嘔吐
・意識喪失
・除脈
・痙攣
などが引き起こります。
さらに危険な状態になると、失神し転倒の恐れがあるので、打撲(だぼく)や骨折に気を付けなければいけません。ですが、新型コロナワクチンの副反応と言えど薬液の問題ではなく、注射への緊張や恐怖心によって身体に起こる変化ということですね。

色々な原因によって自律神経のバランスが崩れ、脳への血流が減少・脳貧血状態になり、血の気が引くような感じや冷や汗、目の前が暗くなる、ふらふらしたりめまいがするなどの状態が生じ、それが進むと失神という状態になります。失神の原因が最も多いのが血管迷走神経反射といわれています。
解剖学的メカニズムをみていくと、ストレスや強い痛みを感じると交感神経が活性し、血圧上昇、脳幹の血管運動中枢を刺激し、上がり過ぎたから下げなきゃと副交感神経(迷走神経)が活性して脈拍減少、末梢血管拡張、血圧低下が生じます。生理的反応・生命維持のための防衛反応ですが、これが過剰反応(血圧低下)して脳血管血流量が減少し脳貧血状態になります。注射とか恐怖心や緊張があるとなったりします。
対処として、横になって約15~30分ほど休むといいです。問題はくらくらして転倒による頭部・骨折・ケガが起こることがあるので注意しなければいけません。誘発の要因として、睡眠不足・疲労感・長時間立っている・ストレスの蓄積など。もともと自律神経の乱れを持っている方はプラス要因としてこれらのものが蓄積されますので気を付けないといけません。気候・冷暖房のなどの寒暖差・気圧の変化が起きやすい季節も自律神経に影響します。