身体の不調に関わる自律神経

投稿者: | 2022年6月26日

自律神経は内臓の働き・代謝・体温をコントロールする大切な神経になります。交感神経、副交感神経があり、交感神経は例えるとアクセル、発動するようなときの身体の状態の神経で、副交感神経はそれにブレーキを掛けるような神経になります。交感神経は興奮して活動なアクティブな状態ですので、血圧が上ったり、心拍数・拍動数が上がります。副交感神経はリラックスですので、心拍数が減ったり血管が拡張し血流が増えます。こういったことをシーソーのようにバランスをとるんですね。どちらかに傾くと反対に傾こうと調整しています。自律神経が交感神経と副交感神経の活性を調整しながらバランスを保っています。身体の一番いい状態をとっています。それが普段気付かないけどやってくれるというのがお仕事になります。これが乱れてくると、全身のだるさや疲労感、頭痛、イライラ、不眠、肩こり、腰痛、便秘、内臓の具合、冷え性、生理不順…と全身のあらゆる箇所に不調が出てしまい、自律神経が関わっているといわれています。現在のマスク生活というところで、感染のリスクや自粛があって、集まりの制限のためストレス発散の場が減ったり在宅勤務とか社会情勢が変わっていく中で、マスク生活が原因でストレスが溜まり、身体の不調・精神的な不調に繋がってきます。

2022年漢方などで有名な株式会社ツムラさまが20代から40代までの1800人を対象に不調に関する調査を実施されました。結果、女性の83%がなんとなく不調というものを訴えていたという結果が出ています。前回に比べ男女ともに増加していたらしいです。前回もコロナ禍でしたが、それが長引いて、マスク生活もありきで、自粛生活が長引いた中で身体の不調としてみれば、疲れ、だるさ、目・肩こり、イライラ、睡眠に関してなどのデータが上がってきています。自律神経が関係している症状が近年上ってきているというのがデータから読み取れるということになってきます。

医学学会の総会で、筑波大学の教授さまとの共同研究という形でデータ解析を発表された方がおられます。頭頚部の施術による心理生理的な作用を解析した結果、自律神経の変化が大きかったというものでした。私は、身体の一部単体でみるのではなく身体は繋がっているという考えを持っております。ですので、当店ではお顔だけでなくボディケアや整体と合わせたコースとして提供させていただいております。