寒さに負けない体作り!温活のススメ

投稿者: | 2020年2月7日

冷えが慢性化すると血液循環が悪くなり、さまざまな不調を招きます。

「冷え性」とは手足の先や腰など体の一部、または全身が冷えるつらい症状のこと。
2つの原因が

1.身体を温める熱エネルギーが十分作られていない
2.熱量は足りていても、熱を運ぶ血の巡りが悪く、身体のすみずみまで行き渡らない

体温を維持する熱エネルギーは食事から取ったタンパク質や脂質、糖質などの栄養素。消化、吸収、代謝の過程で熱が発生し、1日にできる熱量の約6割が筋肉で作られます。食が細い、運動習慣が無かったりすると熱量不足に。体内で発生した熱は、血液により全身に運ばれ、巡りが悪いと全身に行き渡らない場合があります。

冷え性だからといって必ずしも体温が低いわけではありません。生命維持のために働く酵素は、約37度で最も活性化し、内臓の深部体温は誰でもおおむね37度に保たれています。腋や舌の下で測る体温は深部体温に連動しており、平熱が36度以上あれば問題無し。36.5度以上ならなお安心らしいです。

冷えの4タイプ

1.十分な熱を生み出すことができない、熱エネルギー不足
2.血の巡り停滞、肩こり、頭痛に悩まされやすい傾向
3.ストレスや緊張から自律神経バランスが乱れるストレス冷え。常に交感神経が高まり、血管が収縮するため冷えを感じる
4.リンパ液など体液の循環が悪く、水ムクミで余分な水分が体を冷やし、血流も圧迫されがち

血液は全身に栄養と酸素を運び、老廃物を輩出します。冷え性の人は、疲れやすい、髪や肌が荒れる、胃腸が弱い、頭痛が続くなど複数の不調に悩まされるケースがあります。基本の対策は、十分な熱を生み出し、血流調節を担う自律神経バランスを整え、全身に熱を運ぶことです。

朝は、たんぱく質が豊富な温かい朝食で熱エネルギー源補給。代謝アップして睡眠中に低下した体温が上昇し、活動性を高めます。
日中は、体を締め付けない衣類で、手首、足首、襟元の保温。適度な運動で体が温まりコリや緊張も解消できます。

シャワーだけでなく浴槽に入り、体の芯から温め、リラックスすることも大事。
よもぎ蒸しもお勧めします。