腸内環境を整えて免疫力をアップする方法

投稿者: | 2020年5月7日

免疫を高めるポイントは腸にあります。腸管には体内の全免疫細胞の60~70%が存在しているといわれています。【腸管免疫組織】体内最大の免疫組織を構築していて、小腸にはパイエル板というリンパ小節が存在し、集まったところがあります。小腸は食べ物を消化し吸収する、体外から体内に取り入れる場所ですから、最前線でリンパが集まって守っています。免疫組織が多い場所のため小腸癌は起こりにくい場所にもなります。腸内環境を整えるということが重要です。便秘、大腸癌、肌荒れにつながったりもします。そのようなリスクにエネルギーを注いでいると全体的な免疫が落ちてしまいます。いい状態にしておくと免疫も上がると考えられます。
腸内細菌のバランスを整えるためにはどういった食事がいいのか?【発酵食品】として、味噌、ヨーグルト、漬物が有名なところで、免疫細胞自体のバランスを改善していくといわれる【植物繊維・オリゴ糖】、腸の粘膜を修復する【酪酸菌】、炎症を抑える【ポリフェノール類・EPA】が栄養素として重要になります。体内には1000種類以上、600~1000兆個もの腸内細菌がいるといわれています。腸内細菌の構成も一人一人異なっており、全部食べたらいいのか?特定のものを食べたらいいのか?ではなく、一人一人のバランスを考えなければいけません。結局はバランスのとれた食事が最も重要になってきます。あれがいいよ、これがいいよと耳にするときもありますけど、それぞれのバランスがあって成り立っているということを理解しておかなければいけません。もちろん添加物の摂取は減らし、止める、変えるといった努力も必要になってきます。