“ツボ”を押すと不調が改善される理由

投稿者: | 2020年9月18日

ツボというと足つぼマッサージなど色々目や耳にする方もおられると思いますが、ツボとは何でしょう?

ツボ=経穴の理解には経絡の理解が必要です。経絡というのは気血水の通路として全身を通り臓腑を結び、体内の機能を調節・統合しています。経絡は経脈(縦の脈)、絡脈(横の脈)に分けられます。経脈は経路の主幹、絡脈は経脈の分枝で全身に分布し調整しています。経脈は全20経路あり正経、奇経に分けられます。正経(通常の経脈)は各臓腑の気血を手足末端まで巡らせています。肺経や膀胱経などといわれ12個のメインがあります。奇経は正経12経の連携を密接にしたり気血の流れを調節しています。経絡上にある特に反応が強い場所をツボ=経穴といいます。経穴は気血の出入り、経絡の合流や分枝をする重要な箇所です。ここは重要な血管・神経・筋肉の走行上に重なる箇所があるとこであり、治療効果はWHO(世界保健機関)においても認められているらしいです。押して内臓に効くという体制ー内臓反射等で医学的に関連があるともいわれています。ファシャ(筋膜)は場所も近く表層の薄いところに重なりますし、近年の研究では中に細胞があり、情報伝達・神経伝達をしているという論文などがあるらしく、解剖学と東洋医学が重なるところであるようです。

難しいですね。合流や分枝をしているツボといわれる箇所を押すと情報伝達・神経伝達でそれぞれの反射区に効くということですかね。気血水については一つ前を見てくださいね。