転倒危険度チェック方法

投稿者: | 2021年4月22日

以前、フレイルと脳へのインプットとして3つの平衡感覚、目・三半規管・メカノレセプターのブログを書かせていただきました。チェックの仕方がありますので紹介させていただきます。片足立ちで目と三半規管、メカノレセプターということになります。

素足で両手を腰に当て、やりやすい方の足でいいです。目を開けたまま片足立ちします。
地面についている足は膝を伸ばして、5cmほど持ち上げて支える足に触れない。
軸がぶれたり腰から手が離れる、上げた足が床に着く等したら終了です。
2回秒数を測り、長い方の測定です。

目を開けているので、目・三半規管・メカノレセプターは影響されませんので40代までは120秒以上が目標です。目を閉じて同様にすると、三半規管、メカノレセプターの情報での調整になります。開目180秒規定の標準参考がありまして普通というラインは以下になっていますので参考に。

男性               女性

年齢    秒          年齢    秒

20~24 57~19      20~24 56~19
25~29 61~21      25~29 61~21
30~34 55~19      30~34 55~19
35~39 46~16      35~39 45~15
40~44 37~13      40~44 35~12
45~49 29~11      45~49 27~10
50~54 23~9       50~54 21~8
55~59 16~7       55~59 14~6

閉目で両足をしてみると、片方はできるのに片方はできない、閉目をしてできないというのは目に頼っていたということがわかってくると思います。循環の改善やメカノレセプターを使ってないのかということに繋がってきます。

高齢者では機能が低下しやすく転倒・つまずきというふうになりますが、子供というところではよく転倒してもまだ未発達、この機関がまだ未発達のため転倒しやすいといわれています。成人の私たちには平衡感覚が劣ってきているということになってきます。進んでくると平衡の感覚、頭は真っ直ぐにしなければいけないということで何処かを調整していき身体の歪みの原因の要素になっているということが考察できます。機関が正しく整っていることで身体が歪まずにしっかりできるという要素にもなります。
車やエスカレーターなど便利な現代社会でメカノレセプターを使わなくなったり、眼精疲労やストレスによる循環というところでどんどん低下していく、在宅ワークによる活動量の低下で使わない、自粛というのもありますのでこれからもどんどん増えていくかもしれません。

まずはチェックをしてみてはいかがでしょうか?