発生学から紐解く!”痔”の対策とアプローチ

投稿者: | 2020年8月1日

前回はパソコンや制限で座っていることが多くなってくると、痔になることが多くなるのではないかなということを書きました。そこには人間の発生学による要因が大きく影響しています。

進化の過程での要因

①循環不良が起きやすい
四足歩行から立ち上がった経緯があり、四足のときには心臓と肛門のところの高さの差が無かったのでスムーズに循環がいく環境でした。二足歩行になり差ができ、重力に逆らい肛門から心臓へ戻さなくてはいけなくなり、静脈層がうっ血しやすい(いぼ痔になりやすい)ところになってきます。
②便秘になりやすい
大腸の位置が影響します。小腸から盲腸へ、重力に逆らい上行結腸で上に上げ、横行結腸、下行結腸、そしてもう一度S状結腸で上げて直腸という状態になります。四足歩行のときは横向きでしたので高さの差はありませんでした。四足歩行の動物よりも便秘になりやすい特徴があります。男性より女性の方がなりやすく、かたい便が肛門に圧力をかけきれ痔になりやすいという要因になっています。

改善はというと

①前回同様血流の改善
②便秘の改善

食事の改善・ストレスなど自律神経の調整になってきたり、腸でしたら機械的刺激を与える。代謝整体でも施術していますが、腸マッサージで四つ角を刺激する。お腹を大きく膨らまして、凹ましてというようなエクササイズ。ツイストストレッチ・フラフープ運動も効果的です。機械的な外からのアプローチというのも必要というところで便秘解消!