誤嚥性肺炎が増えるかも?かもな話

投稿者: | 2022年2月16日

2021年の厚労省発表の人体動態統計では、日本人の死亡原因の上位5位は順番に、癌、心疾患、老衰、脳血管の疾患、肺炎、そして6位に誤嚥性肺炎といわれています。肺炎は前年より減って、マスク着用、外出の自粛がコロナ以外の呼吸器疾患予防につながったのではないかとかんがえられているようです。しかし今後、誤嚥性肺炎になってくる方が増えてくるかもかもな話です。理由は今でも解放されることのないマスクが原因なのですが、なぜ誤嚥性肺炎になりやすいのか?予防法ということで。 マスク生活で口呼吸のこともブログで書きましたが、これには飲み込む嚥下ということにも関係してきます。嚥下の仕組みは、食べ物を飲み込むときには喉頭が挙上します。喉をさわって飲み込むと上に動くのを感じられると思います。上がることによって軟骨でできた喉頭蓋が気管に蓋をし食べたものが食堂に流れます。試しに手を喉に置いて飲み込み、喉頭が上がりきったところで呼吸してみてください。できませんよね。食べ物が奥にくると反射的に喉頭があがる咽頭反射といいます。 食べ物を奥へ送っているものは舌です。舌で奥に送り反射で喉頭挙上して食堂へというのが嚥下です。舌の力が衰えるとこの流れが起きにくくなりフタが閉まりにくくなります。マスクの中で口を開けていて舌が下がっている生活下でリスクが上がります。誤嚥性肺炎なんてまだまだ関係ないという他人事ではなく、舌というのは筋肉で、使っていないと低下し衰えていきます。衰えてきたころには年齢もいっている、筋肉なので筋トレをしないと戻りにくくコツや自己努力が必要になります。なので日常の意識が必要になります。最近食べるときにむせることが多くなってきたなというのは要注意ですよ。 舌というのは口蓋の上、上顎の裏についているのが正しい位置です。上に付ける意識が大切です。舌の先ではなく、真ん中から奥まで上に押し付けると効果は高くなります。今後誤嚥性肺炎が増えるかも?普段の意識がリスクを左右してきますよというお話でした。