五十肩

投稿者: | 2021年12月23日

五十肩だというと一般的には放置しておいても自然に治るよという認識があると思います。ほっといても治るから~といわれることもありますよね。年齢的に仕方ないと思うところもあるかもしれません。しかし、発症後7年過ぎても半数に痛み・動作制限が残存しているという報告もあるらしいです。それならば早く改善した方がいいですよね。肩が痛いことによって生活の制限からストレスが生まれ、痛みからもストレスが生まれます。痛みとかも含め睡眠自体が途中で起きて浅く質が低下してしまう。これが肩の痛いとき、ず~っと長期になってくると自律神経の乱れから他の全身症状にも繋がることが考えられます。極力、1日でも早く適切な改善は必要です。

①対処療法 薬物療法により疼痛緩和
医療機関での薬物によって疼痛の緩和、痛みのコントロールで、飲み薬や痛み止め・ヒアルロン酸など注射で動きやすい状態にしてくれるものです。

②運動療法 血流・可動域の改善、組織の柔軟性維持・緩和
痛みの範囲でよく動かしといてくださいね~とかいわれるやつです。動かすことによって血流を改善して組織の回復を早くしたり、柔軟性を維持したり、改善緩和したり、可動域の改善をしていくものです。

③理学療法・手技療法 運動療法ではまかないきれない血流・可動域の改善
運動療法ではまかないきれない動き、連鎖して動かなくなっているところを維持したり改善していき、血流改善していく。

どれもいらないというものではなく、あわせることにより1日でも早い改善を目指して。炎症を起きていることもありますので、癒着を無理やり剥がすのではなく解剖学的なことも踏まえ考慮していきます。組織としては関節包も含めてタンパク質組織になりますので、冷えでかたくならないよう、冷やさないこと・血流改善が重要です。炎症が強いときには逆効果になりますので気を付けたいと思います。